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今が収束したとはとても言えませんが、3年間にもわたって続いたパンデミックへの得体のしれない恐怖からは脱却しつつある

今、たとえば部活動のような、人と人との関わり合いが改めて恋しくなりました。

人と会う習慣、ひいては外に出る習慣がなくなるということは、きちんと身なりを整えて、（その日会う相手をイメージしながら）お気に入りの服を選んで街に出るようなことがなくなるということ。

 

ファッションを生業とする僕たちにとって、それはあまりに悲しく、もったいないことだと思うのです。

そこで、リハビリといえば言い過ぎかもしれませんが、Itheがそういう場所を作ってみようと。

Ithe clubは部活動のようにさまざまな関わりの中で出会った仲間たちと小規模なイベントを行うコミュニティープロジェクトです。

 

Itheとは単なるファッションブランドではなくひとつの価値観であり、コンテンポラリーな日本的美意識から生まれたスタイルだと考えています。

それは言ってしまえばItheがデザインした服でなくとも表現できるし、椅子やうつわ、本、もっと言えば花や料理でもItheを表現することはできるのだと。

そこで、第1回はフリーマーケットとしました。

全く異なる背景を持つ出店者に集ってもらい、Itheを媒介として各々の持ち物や商品を紹介、販売していただきます。

どの出店者もItheをいろんなかたちで見守ってきてくれてきた仲間たちです。友人、知人、そうでなくとも。一緒になって面白がれる空間が作れればと思います。